知ると楽しい日本の行事

季節の移ろい感じる日本の行事をご紹介

四季折々の日本の行事・和風月名や日本の四季

 

日本の行事

日本は、美しい山々や海などの大自然に囲まれていて、「春」「夏」「秋」「冬」の四季がはっきりしています。

それぞれの季節が日本の自然の風景に溶け込み、私たちを楽しませてくれます。

日本には、昔からお正月から始まり、節分、ひな祭り、端午の節句、お彼岸、七夕、お月見などさまざまな年中行事があります。

その行事で季節の移り変わりを感じることもできます。

季節に合わせて行われる行事、習わしのいわれなどを書き留めてみます。

何百年にわたって伝えられてきた年中行事や習わしで季節感を感じてみましょう。

 

 

和風月名(わふうげつめい)

 

 

和風月名(わふうげつめい)という言葉をしっていますか?

日本では、旧暦のころから日本独特の和風の呼び方で、月を呼んでいました。

「弥生」「皐月」「神無月」など聞き覚えのある名前もあるでしょう。

これは、旧暦の季節とか古くから伝えられている行事などに合わせたもので

このように呼ぶことを和風月名といいます。

現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります。

日本最古の書籍である「日本書紀」に、和風月名が出てきます。
古くから使われてきたのが分かりますね。

和風月名の毎月の名前には、その月々の季節がどのような季節なのか身近に感じられます。

日本の四季

日本の四季

日本は、四季がはっきりしていますが、普通日本で季節感を表すのには、春・夏・秋・冬と12カ月を4つに区切り表しています。

気象庁でも、春は3月から5月まで、夏は6月から8月まで、秋は9月から11月まで、冬は12から2月までと時に関する用語が決められています。

日本列島は南北に長いので、地域によって気候の変化には結構な差があります。

温帯地域に属しているので、季節の変化が比較的大きく、それぞれの季節がはっきりわかるのが日本のいいところです。

 

  和  風  月  名  
  月     旧  暦          別  名・異  名      季 節  
 一  月   睦  月(むつき)  ・初春月・新春・早緑月・孟春・太郎月     春  
 二  月   如  月(きさらぎ)  ・雪消月・木芽月・仲の春・初花月・雁帰月     春  
 三  月   弥  生(やよい)  ・花惜月・花見月・雛月・季春・晩春・花飛    春 
 四  月   卯  月(うづき・うつき)  ・鳥待月・木の葉採月・清和・夏初月・麦秋    夏  
 五  月   皐  月(さつき)  ・橘月・五月雨月・仲夏・月不見月・菖蒲月    夏 
 六  月   水無月(みなづき)  ・鳴神月・涼暮月・晩夏・夏越の月・炎陽    夏  
 七  月   文月(ふみづき・ふづき) ・涼月・女郎花月・愛逢月・建申月・申の月    秋