文月の読み方は?意味や名前の由来に七月の風習「土用の丑の日」も!
文月とは、読み方は
文月、ふみつき、ふみづきと読みます。
旧暦の季節とか古くから伝えられている行事などに合わせた呼び方、和風月名(わふうげつめい)で7月の事です。
文月の語源・由来
文月の由来は、「文被月」(ふみひろげづき、ふみひらきづき)が転じて文月になったとの説が有力です。
7月7日の七夕の夜に、文や和歌などを開いて夜気にさらしたことから、ふみひろげづき(文被月)と呼ばれたものです。
文を夜気にさらして、書が上達するように願ったそうです。
(ふみひろげづき)から(ひろげ)をとると『ふみづき』になりますね。
七夕は、もともと日本にはない行事で伝わったのは、奈良時代といいますから奈良時代以降に「文月」の名がつけられたのでしょうか。
旧暦7月は、稲穂がだんだん膨らんでくる月なので、「穂含月」(ほふみづき)「含月」(ふくみづき)が転じたとする説もあります。
文月の、別名・異名・異称
文月には、別名・異名・異称がいくつかありますので挙げてみましょう。
涼月(りょうげつ)
暑さもやわらいできて、涼しく感じることも増えてくるので「涼月」。
女郎花月(おみなえしづき)
女郎花(おみなえし)の花が咲く月なので「女郎花月」。
愛逢月(めであいづき)
織姫と彦星が再会する月なので、愛している二人が逢う月だから「愛逢月」
そのほかの別名・異称
建申月(けんしんげつ)
申の月(さるのつき)
秋初月(あきはづき)
七夕月(たなばたづき)
桐月(とうげつ)
七夜月(ななよづき)
蘭月(らんげつ)
申月(しんげつ)
親月(おやづき、しんげつ)
蘭月(らんげつ)
万葉集 文月を詠んだ歌
天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設けな
山上憶良(やまのうえのおくら)
青波に袖さへ濡れて漕ぐ舟のかし振るほとにさ夜更けなむか
大伴家持(おおとも の やかもち)
文月を季語に使った俳句
文月や ひとりはほしき 娘の子
宝井其角
ささ降りや 文月の花 落ち流し
長谷川かな女
土用の丑の日
7月に、みんなでウナギを食べる日があるよね?
それは土用の丑の日ね!
この日は、夏バテしないようにみんなでウナギを食べるからケントにも、ちょっとだけあげているのよ。
食べる日とか決まっているのかな?
土曜日に食べるのかな?
そうね、ちょっと見てみましょうね。
土用丑の日は、立春、立夏、立秋、立冬の四立(二十四節気)の前18日間の間で十二支が丑の日。
少なくても年に4回、丑の日が2回ある場合もあるのでもっと多い年もありますね。
食べる日は決まっているのわね。
念い4回以上あるのね。スーパーで冬に土用丑の日の、のれんがさがっていることあったから冬にどうしてかなと思っていたわ。
どうしてウナギなんだろう?
江戸時代に売れなくて困っていたウナギ屋さんがあって、平賀源内が「本日 土用丑の日」と書いた張り紙を出すといいと知恵をくれ、それが大繁盛。
それから、うなぎをたべるようになったのね。
僕、ウナギ大好き!!
ウナギは、栄養もあるから夏バテ防止には、ぴったり。
今年も食べましょうね。